こんにちは、えむです。
今回は、ちょっとだけディープなお話です(笑)
出版社に勤めていたえむが、そこでの経験が祟って(?)、辞めた後も不必要な職業病を発症させ、地味に苦しんでいるというお話です。
「何のこっちゃ!?」と思うかもしれませんが、ま、軽い気持ちで読んでみてくださいな(=゚ω゚)ノ
目次
出版社勤務あるある? えむがついつい発症させてしまう職業病
2016年に、石原さとみさん主演で放送されたドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で注目されるようになった「校閲」という仕事。
意味としては、
印刷物や原稿を読み、内容の誤りを正し、不足な点を補ったりすること。(大辞林)
です。
えむは、「校閲」もしましたけど、どちらかというと「校閲」の一歩手前の「校正」の方をメインでやってましたね。(「校正」は、文章を読まず、文字単位で正しいかどうかをチェックすることです。)
そのせい(?)で、退職後もその影響が残ってしまっているんです。
主に、本屋さんや図書館で職業病は出てくるんですが、その中でもよく出てくる症状を以下にあげました。
文字校正してしまう
毎日・毎週・毎月と定期的に出される雑誌は、特に誤字・脱字が多いです。
時間に追われているんだからしかたないことなんですが、ついつい文字を目で追ってしまうんですよ。
たとえば、漢字とひらがなの混在(例:くださいと下さい)とか、同音異義語の変換ミス(例:以外と意外)とか、助詞をダブって入力してしまう(例:あなたとと一緒に)とか、逆に助詞が抜けているとか、けっこうあるんですよね。
あとは、雑誌の表紙にある大きな文字で堂々と間違っていることもたまにあります。
「大きい文字」ってすぐにミスに気がつきそうなのに、案外スルーされるんですよね~。
以前、「東京県」って記載している表紙を見たことありますし。
人称のばらつきが気になる
同一人物が、こっちのページでは「僕」って言ってるのに、次のページでは「俺」って言ってるとか、同じ人物を呼ぶのに「君」と「お前」がごちゃ混ぜになってたりとか。
二人称はまだしも、一人称ってあんまりブレないものなので、特に気になっちゃいますね~。
場合によっては、わざと違う呼び方を使い分けている時もあるので、そういう時は読んでて混乱してしまいます…
雑誌のインタビュー記事だと、インタビューされている本人が混ぜて使っている時があるので、それはスルー出来るんですけどね~(汗)
口調のばらつきが気になる
ざっくり言うと、「ですます調」と「である調」が混ざっていると気になります。
また、さっきまで女性的で穏やかな文体だったのに、急に圧を感じるような言い回しが増えてくると、「え、別の人が書いた?」って感じてしまいます。
さらに、「~です。」「~です。」と、同じ文末表現が連続するのはリズムが悪くなるので避けるべきと習ったんです…
内容さえ正しく伝われば、口調とか気にしなくてもいいんですけどね~(汗)
そろっていない文頭・文末や文字同士の間隔が気になる
文頭や文末がそろっていない記事も意外と多いです。
まるで半角スペースが入ったみたいに、一行だけ妙に凹んでいるとか。
また、雑誌では、文の途中で写真などの画像が入ることが多いですが、そうなると時に文が妙なところで折り返され、上の行と下の行で文字間隔が合わなくなることがあります。
それらは、見た目的にすぐわかるものなので、見つかるとなかなかカッコ悪いんですよね(笑)
最後に
これは、やったことのある人にしかわからない、地味~なことなんですけど、いちいち目に入ってくるのはかなりうざったいです(;´Д`)
ネットビジネスを始めてからは、読むことの多くなったブログ記事でもその症状が出てくるようになり、非常にめんどくさいです…
「内容が激変してしまうようなレベルでなければスルーすればいいじゃないか!」と言い聞かせているのですが、この職業病の完治はまだまだ遠そうです。
いつか、この症状から解放される日がくることを、切に願っています。