書類

こんにちは、えむです。

 

会社勤めを辞めて起業するとなったら、【開業届】という書類を提出する必要があります。

開業届の提出は、「私も開業したんだぁ~、個人事業主になったんだぁ~」という実感を得るためだけのものではなく、起業家として必要な手続きであり、さまざまなメリットも得られるものなので、やっておいた方がよいですよ~(^^)

 

今回の記事では、開業届を出すことで得られるメリットと、実際に開業届を提出する流れについて解説していきます。

【開業届】とは?

女性

開業届とは、個人での事業を始めたこと(起業したこと)を税務署に申告するための書類です。

 

会社員のときは、税金に関するあれこれは会社が全部やってくれていましたが、個人事業主となると、所得税などの税金に関することをすべて自分でやらなければなりません

自分で、「今年はこれだけ稼ぎました」という報告(確定申告)をして、それを受けて次の年の税金の額が決まるわけですね。

 

 

基本的に、開業届は「開業してから1ヶ月以内に提出すること」となっていますが、遅れたからといって、何か罰則があるわけではありません。

ただ、提出自体は簡単ですし、出しておくといろいろメリットがありますので、きちんと税務署に届け出ることをおすすめしますよ(^^)

 

ちなみに、開業届は、税務署で直接受け取るか、国税庁のHPでダウンロードするかで入手できます。

国税庁HPの開業届に関するページはこちら
↓↓↓
国税庁HP

 

 

【開業届】を出すメリット

確定申告で青色申告ができる

お金

最初にも言いましたが、起業して個人事業主となったら、税金関係の処理を自分でしなくてはなりません。

そのために、1年を通してどんな収支になったかを「確定申告」する必要があります。

 

その確定申告には

  • 青色申告(65万円控除)
  • 青色申告(10万円控除)
  • 白色申告(控除なし)

の3つの種類(申告方法)があります。

 

上から順番に控除額、つまり節税効果が高いわけなんですが、「青色申告」を行うためには開業届を出しておく必要があるのです。

正確には、開業届と一緒に「青色申告承認申請書」を出す必要があります。

どちらも、記入する内容はほとんど同じで、税務署で簡単に提出できますよ(^^)

 

 

屋号で銀行口座をつくることができるようになる

通帳

開業届を出す時に、決まっているのなら「屋号(個人事業をするときの名前・お店の名前)」も届け出ることができます。

(決まっていないのなら、記入しなくてもOKです)

 

 

そうすると、屋号で銀行口座をつくることができるようになります。

そこに、個人事業で得た収益を入金したり、経費を出金したりするようにすれば、プライベートの口座と完全に分けて管理することができますね。

明細もお金の流れも完全に別になるので、確定申告をする際などに楽になります。

 

 

ついでにいえば、屋号を持つことで「起業したんだ!」という意識を強く持つことができますし、ビジネスをする際に相手側からの信用を得やすくなりますよ(^^)

 

 

確定申告についての通知が届く

通知

開業届を出しておけば、確定申告に関係する通知が自宅(あるいは会社)に届きます。

一応、確定申告の時期はほぼ毎年同じですけど、細かな日程や申告会場などの詳細な情報が届くのは、とても安心できますね(^^)

 

 

税理士への無料相談についての通知が届く

税理士

確定申告を自分でやるとなると、なかなか大変です(^_^;)

「これは経費にできるのか、できないのか」「これはどういう項目に仕分ければいいのか」など、山のように疑問点が出てきます。

 

 

そういう時には、やっぱりプロのアドバイスが欲しいですよね~。

確定申告が近くなってくると、税理士さんが無料で個人個人に助言をしてくれる相談会が、あちこちで開催されます。

そうした情報もこまめに通知されてきますので、自分で確定申告をしている人には助かりますね♪

 

 

【開業届】を提出する手順

女性

開業届を出す手順は、とても簡単です。

 

まずは、開業届をゲットしましょう。

税務署で直接もらってもいいですけど、国税のHPでダウンロードすることもできますよ(^^)

国税庁HPの開業届に関するページはこちら
↓↓↓
国税庁HP

 

 

次に、必要事項を記入します。

ちなみに、下図はえむが提出した開業届の控えです。

税務署の職員さんにお願いすれば、開業届の控えをもらうことができます。

今後、さまざまな証明に使えますので、ぜひもらっておきましょう(^^)

開業届

住所、電話番号、名前、生年月日、マイナンバー、職業、屋号(あれば)を記入する

開業日を記入する(開業日は自分で好きに決められます)

事業内容を簡単に記入する

記入がすべて済んだらハンコを押して、税務署の職員さんに提出します。これで終了です(^^)

今回、えむが記入したのはこれだけです。

もしかしたら、状況によって多少記入する部分は変わるかもしれませんので、職員さんの説明をよく聞くようにしてくださいね。

 

 

ついでに、このまま「青色申告承認申請書」も提出しておいた方が良いです。

こちらの控えはありませんが、記入する内容は開業届とほぼ同じですから、上記の解説を参考にしてください。

 

 

最後に~【開業届】は出しておきましょう~

ネコ

えむは、開業届を出したことで、「おぉ、これで私も個人事業主なんだぁ」とじーんとしちゃいました(笑)

 

もちろん、出すことで得られるメリットも多いから出すことをおすすめしてるんですけど、自分が起業したことを実感できたというのも、けっこう良かったなと思いました(^^)

 

もしあなたが、起業をしたもしくはもうすぐ起業するという場合は、【開業届】をきちんと税務署に提出しておきましょうね~(^_^)/