情報

こんにちは、えむです。

 

今回は、情報をうまく活用できず、金銭や時間の面で損をしてしまう「情報弱者」について、お話していきます。

「情報弱者」って?

情報弱者

「情報弱者」とは、さまざまなメディアからもたらされる情報に対して、「正しいか間違っているか」「自分にとって必要かどうか」などの判断ができず、その情報に振り回されてしまう人のことです。略して「情弱(じょうじゃく)」とも呼ばれます。

 

今は、新聞やテレビだけでなく、スマホやパソコンから多くの情報を得られる時代です。しかし、誰もが同じ量だけ情報を得ているわけでありません。

  • スマホやパソコンの操作に疎く、インターネット上の情報をまったくといっていいほど得られない人。
  • 検索がうまくできず、インターネット上で自分に必要な情報を見つけだせない人。

こういった人たちが増えてきたことで、情報を持つ人と持たない人の「情報格差」が広がっているのです。

 

「情報弱者」のままだと、自分にとって必要な情報を手に入れることができず、正しい判断を下すことができません。その結果、自分が損をしたり、場合によっては誰かに迷惑をかけてしまったりします。

「情報弱者」のままでいると起こりうるリスク

金銭面で損をするばかりになってしまう

金銭面でのリスクとしては、税金の仕組みや社会福祉の制度についての情報が不足しているばかりに、必要以上に税金を支払ってしまう、申請すれば受け取れる補助金を受け取れないなどが起こりえます。そんなことになってしまう人は、知らないというより、そもそも調べてすらいないことが多いです。(まぁ、お役所関連の情報が複雑でわかりにくいというのも事実ですが…)

 

もっと身近な例だと、「格安スマホ」「格安SIM」などの存在を知らないばかりに、いつまでも高い通信費を支払っているということが挙げられます。

 

金銭面での損は、積み重なると大きな額になるし、日常生活や精神面にまで影響を及ぼしてしまう危険性があるので、できる限り防ぎたいですね。

時間をムダに使うことになってしまう

「ランチをするために出かけたら、その日はお店が定休日だった」なんて経験、あなたも1度くらいはあるんじゃないでしょうか?その結果、お店に行ったのは無駄足になるし、別のお店を探して移動するという二度手間が発生します。これは、出かける前にそのお店について調べていれば、防げた事態ですよね。

 

また、「資格を取りたい」と思ったとき、完全に独学でやろうとする人はほとんどいないでしょう。過去問題集を買って解いたり、専門学校に通ったりして、傾向と対策を練った上で資格試験にのぞむはずです。

 

自分の向かうところについての情報を得ていれば、そこまで最短でショートカットすることができます。そして、そこで浮いた時間を、別のことに費やすこともできるのです。

知らないうちに加害者となってしまう

TwitterやFacebookなど、さまざまなSNSを多くの人が利用しています。そして、その媒体となっているスマホやパソコンには、定期的にOSやセキュリティの更新が発生します。それを自分の媒体に反映させずに放置しておくと、SNSのアカウントが乗っ取られ、個人情報を抜き取られたり、フォロワーに悪質な広告メールが送られたりすることが起こりえます。

 

また、セキュリティなどの更新をきちんとしていても、あなたがあやしげなメールを不用意に開いたばかりに、ウイルスに感染して同じような被害をもたらしてしまうことだってあるのです。

 

これらは、「常にOSやセキュリティを最新版にしておく」「心当たりのないあやしげなメールは開かない」という危機管理的に重要な情報をスルーしてしまったことによるリスクです。それによって、あなただけでなく、あなたとつながりのあり人たちにもトラブルが生じる危険性があります。

「情報弱者」にならないためにすべきこと

指摘

以前、「ウェルク」という、医療・健康・美容などに関する情報をまとめたキュレーションサイトで、内容がいい加減だったり、やたらと広告が貼りつけられていたりという数々の問題点が指摘されて炎上し、サイトが非公開になるということがありました。

 

この「ウェルク」のように、いい加減な情報を掲載しているサイトなどは、残念ながらインターネット上にたくさんあります。そうしたいい加減な情報に惑わされないようにするために、注意したいポイントをこれから挙げていきます。

情報の発信元(専門家であるか)を確認する

サイト(ブログ)の運営者が、アクセス集めのために、人々の目を引く過激で適当な内容の記事を掲載しているということがあるので、あなたが情報を必要として検索をかけた時は、必ず情報の発信元を確認しましょう。

 

上記で挙げた医療・健康・美容というジャンルなどは、人の命にかかわるものなので、情報の信頼性が特に重要視されます。ですから、情報を発信しているのがきちんとした知識を持った専門家(医療機関・大手製造メーカーなど)であるかを確認しましょう。

 

Googleでは、2017年12月に「健康アップデート」というものが行われ、医療に関係する記事の中で信頼性・専門性の高いものを検索上位に表示されるようになりました。Googleサイドも、情報の発信元がどこの誰であるのかを重要視するようになったということですね。

情報が論理的に正しいか判断する

これは、発信されている情報に根拠があるかということですね。根拠とは、実験結果を示したデータやアンケート調査の結果など、発信している情報を裏付けるものです。

 

ただやみくもに、「これがいい!あれが正しい!」というのではなく、「〇〇というデータがあるから、結論は××である。」という流れになっているかを確認します。先ほど挙げた「情報の発信元」と合わせて、情報の信頼性を確認する上で重要なポイントです。

情報を多角的にみるクセをつける

例えば、1つの問題に対して「賛成派」「反対派」と分かれてもめている場合、どちらか片方の意見だけを鵜呑みにすることはおすすめできません。どちらも、自分たちの意見の正当性を主張するために、都合のいい情報だけ発信するということがあり得るからです。

 

両方の立場からの情報を収集し、収集した情報を照らし合わせて、問題となっていることを多角的に確認します。そうすれば、どちらかの立場の矛盾点や見落としが見つかる可能性は高いです。

 

時事ネタでいえば、「TPP」や「豊洲移転問題」などでしょうか。多角的にものをみていけば、誰もが納得する正解を出すことは難しいかもしれませんが、あなたの中での結論を出すことはできるはずです。

最後に

いかがでしたか?

「情報弱者」について、理解していただけたでしょうか?

 

ハッキリ言って、「情報弱者」のままでいて、いいことなんて1つもありません!

損をするだけなんです!

最悪の場合、知らないうちにあなたが誰かに被害をもたらしてしまうことだってあるんです!

そうならないためにも、「情報」を正しく扱えるようになりましょう。